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MANIAC / S.T. / 1985

いやぁ、蔵出しも無事100ページ目を迎えられて嬉しい限りではありますが、ネタがいつまで続くかという不安は募るばかりなんで、複雑な心境でこんな顔になってしまいました・・・という感じのジャケットだなぁこりゃ (笑)。何が凄いって、ロゴが頭に刺さっているのが凄い (爆笑)。
音の方も言うことなしの猪突猛進、直球ストレートなクサレメタル。このテのバンドはたいていJUDAS PRIEST信奉者で、そんな人たちが作り出すツインリード&ツーバスのメタルにあれこれ理屈はいらない。オーストリアのバンドのようだがリリース元がドイツのレーベルなのも正解だ。この時代のドイツにはこんな純粋なメタルがごろごろしてたなぁ。
クサレポイント

ドラマーのPeter Garattoniはヘルプメンバーだったようだが、この後彼はあのVETOに加入しアルバムを残すことになる。



BAD SCENE / S.T. / 1981

「誰が、ROCKを口あたりのいい音にしてしまったのか。いまこそ完全燃焼100%、バッド・シーン」の熱いタタキ文句でデビューの日本のバンド。しかしながらそれまでの活動歴は長かったようで、70年初期にはあのチャー氏も在籍していたようだ。日本のバンドに多く見られた陳腐な歌詞はこのバンドも例外ではないのでそれはそれで愉快だが、音はかなりカッコよいジャパメタの夜明け前のハードロック。こういうのを掘り出して復刻して欲しいなぁ。
クサレポイント

歌詞が英語の"Jackknife Johnny"はスケールの大きなハードロックだ。この1曲だけでもアルバムを聴く価値があるだろう。余談ながらこのアルバムジャケットが後のTWISTED SISTERのアルバムジャケットに影響を与えた、という話はない(笑)。



BRONX / Midnight Queen / 1982

ノルウェーの知られざるハードロック。キーボードがいろいろな音色を聞かせてくれるのはよいが、多彩なおかげで完全にポップな曲があったり固いハードロックな曲もあったりと、アルバムとしては結果的に音楽が散漫になってしまった感が残念。しかしながらハードロックタイプの曲はかなりクサいメロディが強烈で印象的だ。そういう点で"Boozer"は一度聞くと忘れられない。

クサレポイント

しかしギターがヘタクソなんだなぁ。ギターソロでトチっているのをそのまんま収録しているのが凄い。そういう意味ではライヴ感満点なのだ(笑)。



SERGEANT / Streetwise / 1986

スイスのSTAVE WHITNEY BANDに在籍していたギタリストのRob Sealesと、ボーカリストのPete Prescottの二人のイギリス人を中心として残りのメンバーをスイス人で固めたバンドの2ndアルバム。ジャケットが情けないのは相変わらずだが、このバンドのもつメロディはホントに素晴らしい。それもギタリストのRob Sealesのセンスのよさがピカピカに光っているからだろう。泣きの名曲"Can't Get Over Loosing You"をはじめとして、哀メロ派には家宝モノの一枚。

クサレポイント

ボーカリストのPete Prescottはこの後Cozy PowellとRay FenwickのFORCEFIELDに参加してアルバムをリリース。1997年には自らのプロジェクトバンド、PASSION PLAYで活躍中だ。



MEDIEVAL STEEL / S.T. / 1884

4曲のみのミニアルバムで全曲ミディアムテンポという内容ながら、いまだ名作の誉れ高い幻の一品としてマニアに知られている作品。それは彼らが「自分達は真の正統派メタルだ」という信念の元に演奏していることが手に取るように分かるからだ。アメリカのバンドらしからぬ、中世ヨーロッパを想起させる音作りであり、WARLORDなどのバンドが目指していた世界に近い音だ。アナログはいつもレア扱いだが、デモ音源を含んだブートCDが出回っている。

クサレポイント

なんとバンドはいまも活動中で、HPはこちら。本作もデジタル・リマスターされているようだ。このHPでは今の彼らのビデオクリップも見ることが出来るが、お客がウロウロしてるのが笑える。