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V.A. / Rock From Hell - German Metal Attack
- / 1983 俗に言う「オニジャケ」なワケだが、初期ノイズのオムニバスで録音状態はかなり醜い。んが、それはどんなに貧乏でもメタルを守るんだ、という気持ちの表れなのだから、音が悪い、なんて誰でも分かるような事だけで聞かないのはいけないことだ。こもった音の向こうに熱いメタル魂が見えなければメタルを聞く資格はないだろう。とはいえ、ホント愛すべき音の悪さですなぁ。けれども後々まで活躍を続けることになるバンドたちのデビュー音源であり、貴重なテイクばかりだ。RAILWAYやS.A.D.O.がいかにNWOBHMにかぶれた人たちだったのかがよく分かるし、RUNNING WILDがまだヘタクソなのも笑えるが、RUNNING WILDのコンタクト先としてRock'n Rolfの本名と自宅住所が記載されているのはもっと笑える(^^ゞ。 S.A.D.O. Run, Baby, Run クサレポイント 音も凄いがジャケも凄い(笑)。夜中に見たら怖いですよ、マジで。 |
V.A. / New York Metal -84 / 1985 俗に言う「パンツジャケ」なワケだが、こうやって日本でもネクサスからリリースされたオムニバス。タイトルのとおりニューヨークのメタルを集めている。この中でWARHEADというバンドは実はJack Starrの覆面バンドで、メンバーは"Out Of The Darkness"のときのラインナップだ、という噂があるが、Rhett Forresterの声ではないように思う。"Guitar War 84"はVIRGIN STEELE名義になっているが、実はJack Starrのギターソロだけの曲。未発表曲らしいのでファンなら聞いておきたい。 WARHEAD Whore クサレポイント CITIES、VIRGIN STEELEの曲はイイ曲。名曲だと思います、ホント。TEAZERもNWOBHMのニオイをプンプンさせているし、DEATHSLAYERやFRIGID BICHもクサレ度が高くって嬉しいなぁ。 |
RUTHLESS / Discipline Of Steel / 1986 アメリカのバンドながらフランスのAxe Killer Recordsからリリース。このジャケットと1曲目とでクソスラッシュかとおもいきや、ミドルテンポも聞かせてくれるパワーメタル。一本調子なボーカルには目をつぶってやらなければならないが、2人のギタリストがザクザクとよいリズムを刻み込んでいる。"Sign Of Th e Cross"がオススメ。 クサレポイント しかしこのジャケじゃなかなか見向きはしてくれませんなぁ。ガイコツのこの2人、いいアジだしてます。 |
CARRION / Evil Is There ! / 1986 カタログに初期SINNERの名があったことで知られるSL Recordsからのリリースなので買ってしまったが、ズバリ、はきだめスラッシュなのであった。VENOMからの影響も感じなくはないが、なんせ素人レベルのギター兼ボーカルが聞き手の神経を逆撫でさせるのだ。"Restless"、"Avenger"、"Shark Attack"なとなど魅力的なタイトルが並んでるので期待してしまった私がバカだった・・・。で10年ほど前にはCD化されてたりするみたいです。やれやれ・・・。この後バンドはボーカリストを加えてPOLTERGEISTに名を変え、一応の成功を収めた。 クサレポイント ジャケ買いが趣味な私には魅力的なアルバムだったのだが、もっと冷静にメンバー写真を見ればよかったのだ・・・。 |
CHROME MOLLY / S.T. / 1984 全3曲のデビュー12インチシングル。英国のバンドらしい哀愁味とハードポップな要素とを持ち合わせたバンドで、HEAVY PETTIN'やSTAMPEDEといったバンドと同じニオイがする人たちだ。デビュー作とはいえすでに完成された音楽であり、この後は売れるべくして売れた、といった感じだった。 クサレポイント どうでもいいことだけど、アルバムを探すときにはいつもこのバンドとHOLY MOSESとをいつも混同してしまう。音楽性はまるっきり違うのに不思議なことだ(^^ゞ |
VIRGIN / S.T. / 1984 レジの店員が女性だったらちょっと買いにくいジャケではあるが、ACCEPTの"Balls To The Wall"と一緒に買えば笑ってもらえるかもしれない。さて、内容はというと実はオススメできるジャーマンメタルなのだ。ドイツ人はこの程度の音のハズし方を心得ているかの如きボーカリストや、クサいメロディでツボを刺激することを真っ先に考えているだろうギターなど、実に正統派ジャーマンメタル。泣きのドイツ演歌メタル"Father"で涙したのは私だけではないはずだ。 クサレポイント KINKSのカバー、"All Day And All Of The Night"(この曲は人気ありますなぁ)や"Don't Dream Of Tomorrow"などで歌っているのはどう聞いてもTRANCEのLothar Antoniにしか聞こえない。本人じゃないのかなぁ・・。 |