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STRIKE / S.T. / 1984

あのTORCHと同じレーベルからリリースされたアルバムだが、あんなにゴリゴリではなくて、北欧くささの薄いメロディアス路線のバンド。ボーカリストの高音シャウト、「いゃああぁぁぁ〜っっ!」は聞いていて気持ちいい。曲がつまらないのが最大のマイナスポイントだ。ジャケットはなんだかマイナーくさくてそそられるんだけどねぇ。
クサレポイント

スゥエーデンでメタルやってるからって、すべてがクサいメロディの美旋律でもないという良い例だ。アメリカのバンドのような音で、悪くはないんだけどやっぱりスウェーデンのバンドってだけで違うものを期待してしまう。



MYSTERY BLUE / S.T. / 1984

当時はあまり評判が良くなかったフランスのバンド。ご存知AXE KILLERからのリリース。しか〜し、今になって良く聞けば決して悪くはない。確かにボーカルはカン高いオンチ声でこれが克服できないとツラいものがあるけど、2人いるギターがなかなか頑張っていて、タテノリが基本のなか、時折聞かせる70年代っぽいメロディが郷愁の念を呼び起こす。ほんと、ギターのトーンがイイ音出してます!

クサレポイント

組曲っぽい展開を見せる"Loser"と、それに続くハイスピードのメタルチューンの"Ride To Live, Live To Ride"はこのアルバムの中でもキキモノだ。クサいメロディの攻撃に鼻をつまむこと必至なのだ。



MYSTERY BLUE / Circle Of Shame / 1986

オープニング曲がスカスカリズムなひょっとこメタルって感じの音なんで、ありゃりゃどうしてしまったのかと思ったが、他の曲はNWOBHM譲りのクサレなので一安心。リズム隊の音がカン高いため、重量感はあまり感じないが、ギタリストのメロディは素晴らしいと思う。素っ頓狂ボーカルは健在なのも嬉しい。A面よりもB面の方がノリがよく、"Victim Or Guilty"や"On The Road"のようなメタルチューンは後世に残さなければならない。

クサレポイント

トンでもないメイクをしていることをネタにあのB!誌レビューで20点を獲得し注目を集めた(^^ゞこのアルバムは、実は最初の5,000プレスのみソノシートがついているというレアアイテムになっている。こちらは名曲の薫りただようロッカバラードが1曲とファンの少年とおしゃべりするメンバーのトークが収められている。



SPEED QUEEN / S.T. / 1980

時折しぼりだすようなしゃがれ声を聞かせる女性ボーカルをフューチャーしたバンド。バンド名から短絡的にその音をイメージしてはいけない、タテノリ命のハードロックバンド。"Not To Sell"をMOTORHEADのレミーに捧げる、と書いてあるが、AC/DCに捧げるべきである。とくにギタリストのメロはアンガス・ヤングそのまんまだ。

クサレポイント

女性ボーカルが実に味わいあるボーカルを聞かせてくれる。枯れた感じの、ブルージーな声質で女性ボーカルとしてはなかなか面白いアーティストだ。



SPEED QUEEN / S.T. / 1982

ややこしいことをするもんだ、2ndアルバムのタイトルも"Speed Queen"だ。メンバーが一人欠けて4人となったが、前作と同じAC/DC路線。リードボーカルのStewie嬢のしゃがれたロックボイスはやはり素晴らしいと思う。機会があれば一度は聞いていただきたい女性ボーカリストの一人だ。

クサレポイント

前作を捧げたお陰だろうか、本作ではMOTORHEADのLemmyが1曲だけだがコーラスで参加している。が、コーラスといってもただ叫んでいるだけのようで、曲の流れ上、かなり不自然だと思う(^^ゞ。 また、JEFF BECK GROUPやHUMBLE PIEなどでメンバーだったBobby Tenchもコーラス参加している。