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FORCE / Set Me Free / 1986 ちょいと前まで管理者アイコンだったアルバム(笑)。しかしいつ見てもひどいジャケだ。NWOBHM初期で"CRYER"の名で活動していた6人組がバンド名を改めてアルバムデビューしたのが本作だった。ギタリスト2人にキーボードまでいる大所帯で、それらの音が幅を聞かせていて凝った曲作りをしている。そう、ジャケットのイメージとは正反対の音なのだ。ボーカルも劇的に歌い上げようとの意気込みが伝わる。CRYER時代の曲の再録である"Day To Day"はなかなかの名曲だ。 クサレポイント 裏ジャケがオチになっていることでも知られたアルバムだったが、こんなオチはちょっとねぇ。 |
SPIDER / Rock'n' Roll Gypsies / 1982 STATUS QUOという宝物を大切にする英国人からはNWOBHMにおいて実に愛されたバンドがこのSPIDER。4人りメンバーがたたき出すメロディは素晴らしい破壊力を持ち、ブギー一直線のカッコよさはVARDISよりも上だった。シングル盤をたくさんリリースしていたがこの時期のアルバムとなると本作のみ。そのシングル盤もデキがよかったから追いかけるのが大変だ。"Rock'n' Roll Forever Will Last"と"All The Time"はブギーNWOBHMの頂点だ。 クサレポイント で本作リリースまでに7枚のシングルをリリースしている。なかなかアルバムには恵まれなかったんだろうが、本作以降は1984年と1985年に一枚ずつアルバムをリリースした。1985年のラスト作にはMausoleum Recordsからリリースされたベルギー盤があるという未確認情報が気になるところだ。 |
GORDI / Pakuleni Trio / 1981 別ページをたたんでしまって寂しいのでこちらに再掲することにした(笑)。いやぁこのアルバムはいまだ聞いていて血が燃えたぎりますなぁ。完璧なまでのNWOBHM的リフの嵐が聞き手を襲う! ベースとギターのユニゾンという醍醐味が味わえ、懐かしいまでにクサく熱い疾走感に失神してしまいそう。SAXON、SWEEY SAVAGE、BARON ROJOあたりが持ち合わせていたエネルギーをこのバントにも感じることが出来る。音は70年代のHRの良いところを、アグレッシヴさでは80年代のHMの良いところをミックスさせたまさに隠れクサレた名盤。 クサレポイント 裏ジャケ買いでもOKな作品で、錨を打ったレザージャケットに身を包み、ヒゲ、○ゲ、サングラス男が肩にかけた鎖を握りしめているというメンバーショットには、いやが上にもクサレ魂が奮い立つ。マニアは額に入れて飾っておこう。 |
TYSONDOG / Crime Of Insanity / 1986 NWOBHMのころから苦労を重ねていたバンドがNeat Recordsで2枚のアルバムを残したが、本作は2枚目のほうのアルバムだ。ヘンなバンド名に似合わずかなりガッチリとしたブリティッシュ魂あふれるメタルを聞かせるバンドだ。ザクザクとリフを刻むギターが古き良きパワーメタルの姿を表すものとなっていて個人的に捨て曲なしクラス。でも"School's Out"のカバー曲は余計だった。若い頃こういうアルバムを聞いて首を振ってたんだよなぁ、私ら。 クサレポイント タイソンの犬か?てなバンド名だったんで、聞く前から人を寄せ付けなかったバンドでもある。本作以降はメンバーはバラバラになり、PARIAHやATOMCRAFTといったバンドで活動することになる。 |
VAULT / No More Escape / 1983 オランダ4人組。THUNDERFIRE同様、ヘヴィメタルガイドブックに掲載されていて気になったアルバムなのだ。十分に弾ききれないリードギター、オヤジになりきれない中年声なボーカル、音が割れているドラムスなどなど、細かいところを聞けば良いことなしな作品だが、ここにこめられたメタル魂はホンモノだ。そのことは一発録りで生々しい音が物語っている。こちらの魂が感じるんですよ、ああメタルバカたちだって。未発音源など楽しむ前にまず最初にこのアルバムを聞いて感じておかなければならない熱い魂が注入されている。"Suicide"、"Desire"は必聴。 クサレポイント このタイトルって、このイラストが表していたんだなぁ。「あ〜たぁ、助けてぇ〜!」。遠めに見るとさっぱりわかりませんです。 |