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DARK HEART / Shadows Of The Night / 1984

英国4人組のアルバムでRoadrunnerからのリリース。目つきの悪さが少々気になるものの(^^ゞ、壁に飾っておきたくなるような女性の絵画をモチーフにしたジャケットはHM/HRを感じさせないが、裏ジャケのメンバーショットで紛れもなくメタルのバンドだと確認できる。高音部が苦しいボーカルに多少難があるものの、PRAYING MANTISやHERITAGEあたりのバンドに共通するギターメロディを持っている。ゴリ押しのパワーメタルではなく甘くメロメロなメタルでもない、それでいて何故か気になるメロディを持った不思議なバンドだ。中古屋で出会ったなら是非。
クサレポイント

このアルバムは後にアメリカでもMetal Blade Recordsからリリースされたがアメリカではこの手の音ってウケなかっただろうなぁ・・・。



ELIKAT / Electrikat / 1990

このバンドのメンバーの演奏テクはなかなかのものだ。リズム隊がしっかりしていると音が引き締まるといういいお手本のような音。ポーカルの一本調子なハイトーンには目をつぶってやっても、聞き込む価値は十二分にある。キーボード入りでギタリストがネオクラシカルなことも日本人には受け入れられる音だ。
クサレポイント

アルバムタイトル表記が背表紙が「Electricat」でレーベル表記が「Electrikat」となっているいい加減さもポイント(^^ゞ



ETHEL THE FROG / S.T. / 1980

NWOBHMで人気のあったバンドの唯一のアルバム。オープニングがいきなりカバー曲(BEATLESの"Eleanor Rigby")なことが話題になった。オリジナル曲も典型的なNWOBHMタイプでヘタなのか巧いのかわからない点がアジであった。しかしゾクゾクするようなギターのリフはマニアのツボを大いに刺激するのだ。

クサレポイント

手塚先生タッチなイラストだが、もともとは英国のパロディ集団のモンテイ・パイソンに由来するバンド名とイラストだそうだ。



LETCHEN GREY / Party Politics / 1986

LAメタルシーンにおいて知る人ぞ知るという存在に終わってしまったのが残念なバンド。チャラチャラしたパーティメタルではなく、分かりやすくストレートなメロディラインが良い印象を与えている。オープニングのバラード"Bring On The Night"が秀逸。プロモートを兼ねた本作は5曲入りのミニアルバム、A面もB面も同じ曲が5曲入っている。

クサレポイント

メンバーの名前を見てびっくり、「ブラックモア」さんと「サイクス」さんがいる。偶然同じ名前なんだけど何故か笑える(^^ゞ



MANINNYA BLADE / Merchants In Metal / 1986

カタカナで書くと「マニンニャ・ブレイド」、なんだか力が抜けるバンド名だなこりゃ。スウェーデンのバンドながら英国のKillerwatt Recordsからのアルバムリリースであることからも、いわゆる「北欧くささ」はみじんもなく英国のバンドかと思えるような正統派パワーメタルを展開している作品。情けないバンド名とこのジャケットのイラストを我慢して一度聞いてみると知らす知らず首を振る自分に気がつくことだろう。

クサレポイント

このあと数回のメンバーチェンジを経てバンド名をHEXENHAUSに改め、よりパワーメタルでメジャーなバンドへと成長を遂げた。HEXENHAUSではもっとテクニカルで硬派な音が楽しめるが、良い意味でアマチュア臭さはこのマニンニャ〜のほうが上だ。