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GODZ / S.T. / 1978 もともとダブルドラムスにキーボード入りの6人編成だったバンドのデビュー作。ドラムスとキーボードの事故死を乗り越えて4人組のバンドとしてアルバムデビューを飾った。Casablanca Records傘下のマイナーレーベルからのリリースであり、そのせいかどうなのかKISSがサザンロックをカバーしました、てな感じのごきげんさんな平均的ハードロック。ただ中心人物であるEric Mooreのしわがれたボーカルは渋さを感じさせる。 クサレポイント このジャケットも意味するところがよく分からないが、イラストはなんとEARTH,WIND & FIREなどのジャケットでお馴染みの長岡秀星氏の手によるもの。意外なところで描いてらっしゃるのだ。 |
GODZ / Nothing is Sacred / 1979 晴れてCasablanca Records直属のアーティストになってリリースされた2ndアルバム。ますます当時のB級メジャーなアメリカンロックな音になっている。正直いって1stよりもつまらない内容だが、リーダーであるEric Mooreの骨太なボーカルとベースは健在。 クサレポイント このジャケットで分かるように、もともとはバイカーズなバンドだったのだが、レーベルの戦略上この時期はANGELとツアーをしていたらしい。ANGELが「白」というイメージで売っていたのにこちらは全くの「ドス黒」だったわけだ。この後Eric MooreとサブリーダーのギタリストBob Hillとの音楽性の違いによりバンドは解散となり、Eric Mooreは自らのバンドを結成するなど、しばらくは試行錯誤が続くことにな った。 |
GODZ / I'll Get You Rockin' / 1985 2ndアルバムリリース後のバンド活動はうまく行かず、バンドは散り散りバラバラに。それでもリーダーだったEric MooreはGODZの名を捨て切れず、1980年代になってから再びその名の下で活動を開始し1985年になってアルバムをリリースすることになった。彼以外のメンバーは一新されていて、この時代に要望されたかのようにサウンドもよりヘヴィになった。とはいってもごきげんさんなアメリカンロック魂は堪能できるので往年のファン(っているのか!?)の機嫌を損ねることはないだろう。タイトルチューンがいい具合にクサったごきげんさんメタルだ。 クサレポイント いきなり光り物のロゴマークを見せられると、あの懐かしのGODZなのか!?と思うのだが、聞いてみてEricの声が健在なのが分かって涙するマニアが・・・何人もいないだろうなぁ(^^ゞ。 |
GODZ / Mongolians / 1987 泣く子もだまるGrudge Recordsからのリリースである4thアルバムは恐るべきことに10曲中7曲が前作と同じ曲、もしくは新しいメンバーで若干の手直しをしたエディットした曲であった。これはちょっといただけないだろう。ジャケットはこんなに素晴らしいのにもったいないことだ。 クサレポイント で結局はまた活動停止となってしまうのだがすぐに復活、実はアンダーグラウンドでもちろんEric Mooreを中心に活動中なのであった。 |