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STALIN / Crazee Nites / 1985

スターリンといっても「共産党ォォォッ!」のスターリンではなくて(^^ゞ、ドイツのバンドだ。ストレートで埃っぽいハードロックだが、時折キメの部分にキーボードを使ってたりして面白いサウンドだ。ボーカル兼ギターがマイナーレベルのカリスマ性を匂わせている。"Bad Boyz"がなかなかのクサレで聞きモノだ。
クサレポイント

ジャケットは今流行りの「ゲッツ!」かと思うノリですなぁ。ジャケットどおりの元気丸出しのタテノリロックが嬉しい。



NATION / Ride On / 1985

北欧メタルにも同じ名のバンドがあったけど、こちらはそれ以前に活動していたドイツの5人組。これはなかなかの掘り出し物のメロディック・ハードだ。歌えないボーカルが入ってしまった安っぽいSURVIVORのような感じだが、曲のデキが良いので聞き飽きることがない。"Fallin' Rainbow"のハモンドオルガンに涙。メロハーな人たちはウォントリストに入れておくべきバンドだ。
クサレポイント

しかし、中味とジャケット写真とがかみ合わないバンドの代表のような作品だ。けっこうオッサンなのよねぇ。



STATETROOPER / S.T. / 1987

Mausoleum Recordsから2枚の優れたアルバムをリリースしたWILDFIREはリードボーカルにMSGのフロントマンだったGary Bardenを迎えてアルバムを制作、バンド名を変えてリリースしたのが本作だ。GaryのボーカルがどうであろうがバックはWILDFIREなんだから悪い作品であるはずがない。Mausoleum時代よりはメロディに湿り気が足りなくなったが泣きのツインリードは健在。

クサレポイント

B面ラストではライヴテイクでMSGのカバー、"Armede And Ready"を収録。Gary Bardenって、行く先々でこの曲を収録していますなぁ。



WITNESS / S.T. / 1988

オネエちゃんボーカルのアメリカンハード。メロディはいかにもアメリカのバンドといったものばかりだが、ハモンドオルガンの音色が聞き手の頬を緩めてくれる。けっこうバリバリにソロをキメてるこの音にはホント弱いですわ。ボーカルはHEARTのAnn Wilsonそっくり。ルックスはもっとマシ(笑)。

クサレポイント

んでもって、ギターソロはNIGHTRANGERのBrad Gillisそっくり・・・と思ったらこちらはゲスト参加してました。アームでビリビリやってます。



OBUS / Poderoso Como El Trueno / 1982

いまやスペインの重鎮バンドのセカンドアルバム。彼らに限らず、スペインのメタルってホントに熱い奴らが多い。その原因の一つにはスペイン語の巻き舌の歌がこちらの魂を揺さぶるからだと思う。このころはまだブギーな彼らではあるが、やはりボーカルの巻き舌度は100%である。

クサレポイント

のちのちもっとヘヴィーになっていく彼等ではあるが、本作で味わえるゾクゾクとしたブギー感もたまらない魅力の一つだ。すっかりテカってしまった彼らだが、いまだ現役なのは立派。