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TAIPAN / S.T. / 1981 NWOBHMのニオイをプンプン振り撒くオーストラリアのバンド。このギターリフはそれ以外何ものでもない。ただ音が悪くってリフらしく聞こえないだけで魂は正しい姿で音に表れているのだ。4曲のみのミニアルバム、けっこうあちこちで見かける作品だが、なくならないうちに捕獲しておきたい一枚。 クサレポイント しかしこのジャケはPICTUREの3rdアルバムのフランス盤と色違いというのがマニアを唸らせる(^^ゞ |
SEXX / S.T. / 1987 3曲入りのミニアルバムでA面B面共に同じ構成になっている作品。全曲がライヴテイクだが、とりたてて特長のないアメリカンハードロックがタレ流されている。こんなバンド名なのでそれなりのインパクトが欲しかったところだ。 クサレポイント しかしながらIron Works Recordsからのリリースなので避けて通れない一枚。ピクチャーディスクだが、このレーベルってこのテの作品が多い。 |
PERSIAN RISK / Rise Up / 1986 何故にバーベル挙げなのかは分からないが(^^ゞ、NWOBHMのシングル盤アーティストであった彼らの遅ればせながらのデビューアルバム。しかしながらリリースの時点でバンドは解散していたらしい。もともとはPhil Campbellが結成したバンドであったが、彼がMOTORHEADに加入のために脱退したことでバンドカラーがガラリと変わってしまって、ぐっとメロディアスになった。"Brave New World"など、昔の面影も感じられる曲はあるが、荒削りな勢いは薄れている。 クサレポイント ボーカルのCarl SentenceはNWOBHMの中でも十指に入る実力派シンガーであったと思う。その彼の前任はJon Deverill。ボーカルに恵まれていたバンドだったと言えるだろう。 |
AIRRACE / Shaft Of Light / 1984 ボンゾの息子であるJason Bonhamばかり話題になったバンドだが、実はKeith MurrrellとLaurie Mansworthもメンバーであったことは凄いことであった。もともとはGIRLのPhilip Lewisが結成したバンドだったようだが、ボーカルチェンジは正解だったろう。メンバーの名をあれこれいうまでもなく、実に優れたメロディック・ハードであることは間違いない。 クサレポイント 結局この一枚でバンドは活動停止、ボーカルのKeith MurrrellはキーボードのToby SadlerとともにLIONHEARTに加入、さらにその後はMAMAS BOYSへ。いいバンドを渡り歩いてますなぁ。 |
VOIE DE FAIT / Ange Ou Demon / 1982 フランスのメタルでは初期の部類に入る人たちだが、初期SAXONをもう少しメロディックにしたようなNWOBHMの薫りがする作品だ。ギターのメロなんかはかなりクサクサなところを聞かせてくれていてのけぞり度は高い。それはもう痒いところを皮がむけるくらいボリボリと掻いてくれてるといった感じだ。WARNINGやH-BOMBなどのバンドにも共通だがボーカルはカン高い声質。好き嫌いはあるかもしれない。 クサレポイント しかしこのジャケはちょっと損してるかもしれないですなぁ。オリジナルはArabellaからのリリースだが、Devil's Recordsからもリリースされたらしい。 |