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POKOLGEP / Totalis Metal / 1986 知る人ぞ知るハンガリーのTRUE METALなバンド。 ギターが2人、どの曲でもふんだんにツインリードを聞かせてくれるあたり、 JUDAS PRIESTやACCEPTといったバンドの匂いを持っている。特にファストな曲で展開されるツインリードソロは強烈で、クサクサなメロディがさらにそれを盛り上げている。なかでもバンドアンセムな曲である「Pokolgep」は彼らのベストチューンなのだ。 クサレポイント その「Pokolgep」で聞くことが出来るコーラスはかなり笑える。演奏はカッチリとしていてカッコいいのに、コーラスは「ぽっこるげーっ、げーっ」。しかも唄っているというよりはつぶやいているといった風なので爆笑。一度は聞いておきたい曲だ。 |
POKOLGEP / Pokoli Szinjatek / 1987 基本的に前作の延長線上にある作品。2人のギタリストがほとんどの曲を手がけているので、前作同様にツインリードの構成は強烈。ギターのトーンといいリードのメロディといい、ACCEPTからの影響をより強く感じることが出来る。前作で地味だったボーカリストもパーマをあてて気合を入れている(笑)。とにかくファストな曲には捨曲がないのが魅力だ。 クサレポイント 前作でもそうであるが、彼らの曲はファストな曲にその良さが表れている。ということはミディアムテンポになると一気につまらなくなってしまうのがちょっと残念。 |
POKOLGEP / Ejszakai Bevetes / 1989 不動のメンバーで作成された3rdアルバム。本作はそれまでの2枚のアルバムに比べ、まず 音がきれいになっているのがわかる。きっと前々作と前作のツアーが好調だったのだろう。 曲もこれまでどおりギタリストがメインの典型的ツインリードメタルが満載。メロディ そのものも、彼らきっと初期HELLOWEENを聞いてしまって気に入ったんだろうなぁと思わせられる ものである。ラスト曲にお遊びを入れるというのも前作同様で、リラックスした雰囲気が 伝わる。 クサレポイント しかし、「ポコルゲップ」とカタカナで書けばこんなマヌケなバンド名はないだろうと思う。 ハンガリー語で「地獄の兵士」とか「地獄の鬼」みたいな意味があるそうだ。ライヴではステージに その「鬼」をおいているが、きっと「ポコルゲップ君」とか名づけられてマスコットになってたりするんだろうなんて思う。 |
RIFF RAFF / No Law'n' Order / 1981 のちにリリースした3rdアルバムのジャケットイラストでメタルマニアを爆笑の渦に巻き込むことになるRIFF RAFFのデビューアルバムは、この当時のフィンランドのアーティストによくいた初期モーターヘッドタイプのロックンロール。けれどもNWOBHMのエッセンスも感じられ、時折JUDAS PRIESTっぽいメロディをまぶしたリフがでてくるのも嬉しい。ツインリードを前面に出した音作りは今でもメタルマニアのツボをいやというほど刺激するのである。 クサレポイント RIFF RAFFには真の1stがあると知ってから見つかるまで3年かかった・・・。 けれど、なんとも愛想のないジャケットではありませんか・・・ |
RIFF RAFF / Robot Stud / 1982 前作ボーカリストが脱退したため、ベーシストのImmuがボーカル兼用となった。時期的にNWOBHMと隣り合わせだったバンドだから、このアルバムでもその影響を受けたことはすぐ分かる。前作よりやや軽目の音ながら初期JAGUARやFISTが好きならこのバンドも聞けるだろう。ギターが2本あるからそれなりに疾走感もあり、なによりメンバーの演奏テクもなかなか上手いのであった。 クサレポイント このアルバムジャケットもなんだか強烈だ。ロボットだけどなんでこんなにブサイクなのだ!?なんだか近所のオバさんにも似てるし。おお、前述のポコルゲップ君にも似てるぞ、こりゃ(笑)! |
RIFF RAFF / Give the Dead Man Some Water / 1983 Immuは結局ボーカリストに専念することになったようで、新しいベーシストが加入している。このアルバム は同名の詩をモチーフにして作られたコンセプトアルバムになっている。そう、それまでのNWOBHM路線とは決別し、女性バックコーラスを取り入れたりキーボードのサポートを入れたりと、かなりスケールの大きなメタルに取り組んだ作品だ。 クサレポイント しかし、このジャケットはヒドい。表もそうだけど裏もヒドいし、中袋だって表がこれで裏がこれだ。コンセプトアルバムのハズなのです、この作品。 |