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SAINT / Original Sin / 1982 同じアメリカでも、あのJUDAS PRIESTそっくりバンドとは別の、女性ボーカルを フューチャーした3人組のバンド。実にオーソドックスなハードロックである。 ギタリストに卓越したテクがあるわけでなく、ボーカルにカリスマ性がわるわけでもない。 少しまとまり過ぎてるけど、B面の曲はわりとカッコよいと思う。 クサレポイント ボーカリストでありギタリストでもあるカレン嬢は こんな 人。なんだかメガネを かけていない教育ママみたい。 |
SCHYTE / The Darkness Comes / 1988 4人組、イタリアのバンド。頑張ってサタニックな雰囲気を醸し出そうとしているが、 こりゃ真性チープメタル。ギタリストが頑張って劇的展開なメロディをタレ流しているけど 音がチープだし、ドラムスは演奏そのものがチープだ。しかもそのドラムスがリードボーカル なんだけどこれまたチープ。しかし、これらの「チープ」が実はかなり クセ者で、ツボにはまればかなり魅力的だから始末が悪い。事実この中の"The Exile"やSon Of The Evil" なんかはすでに私には名曲に思えてしまうのだ。てな訳でクサレマニアは買いのアルバムだ。 クサレポイント このジャケットのデザインって、NWOBHMっぽいですね。クサレなイラストもいいけど、 白黒でバンドロゴをデカデカとデザインしたジャケットってのもジャケ買いの ポイントであります。 |
FACT / Without Warning / 1985 Mausoleumで"As A Matter Of"アルバムをリリースしたドイツ5人組の、続く2ndアルバム。 こちらはレーベルがEarthshakerからのリリースである。紅一点のギタリスト(結構美人(*^_^*)) はあんまりたいした仕事していないけど、このバンドはホントかっこいい! そのサウンドはACCEPTのもつ ジャーマンメタル魂を正しく引き継いでいる。ボーカルは高音部がACCEPTのUdo、低音部は1stアルバムのころの PRETTY MAIDSのRonnie Atkins に、それぞれかなりオンチにすればかなり似ている。曲によって高音と低音を使い分けている ので、ボーカリストが2人いるのかと錯覚してしまうことだろう。そのボーカリストはこの後、 ドラムスとともにCROSSROADSを結成しメジャーデビューを果たすのである。 クサレポイント このアルバムのラスト曲、"Fight For The Metal"は彼らのメタルアンセムだ。SAXSONの"Denim & Leather" にそっくりなのがその証だ。ACCEPTの"Ball To The Wall"、SINNERの"Born To Rock"、RUNNING WILDの "Chains & Leather"といった曲と肩を並べるといっても過言ではない。オススメ! |
VORTEX / Open The Gate / 1986 知る人ぞ知るオランダのクサレメタル。しかしかなりカッコいいのできっと気に入る人は多いはずだ。 正統派メタルで自主制作ながら音はいいし、演奏も安定している。やはりNWOBHMやACCEPT主導型のジャーマンメタル のニオイがプンプンしているアルバムだ。"Bastards"や"Massgrave"といった曲がたまらなくカッコよいのだ 。 クサレポイント この人たちのいでたちも素晴らしい。やっぱりメタルはこうでなくっちゃ。 でもボーカリストはちょっとダイエットが必要かも知れない。 |
DINAMIT / S.T. / 1980 1980年リリースのアルバムだが内容は70sブリティッシュハードロックの世界で、ハモンドの音色もある キーボードとギターとの絡みが心地よい。ボーカリストもポール・ロジャースタイプの唄える人なので 安心して聞いていられる。リリース時点でベテランだったと思われるバンドだ。 全曲ハンガリー語。 クサレポイント このコーナーで紹介するにはちょっとハードロック色は少ないかもしれないけど、 このジャケットは魅力的だ。驚くべきことにボーカリストは柔道着を着て歌っている! しかも黒帯! |