Minor Mind Maniaxe !






ようこそ私のホームページへお越しくださいました。だらだらとまとまりのないページを作ってしまったのはこんな男です。

趣味 楽器 1985年からベースギター弾き 今の愛器はIBANEZ SR1000E 
1982年からアコースティックギター弾き 今の愛器はTAKAMINE NPT-510
お酒 キリンビール一番搾り でも焼酎も時々 飲めば確実に記憶失くしますなぁ
タバコ 吸いませんなぁ
私的生涯のトップ10 こちら
たまらんボーカル まだみつかってないですなぁ
たまらんギタリスト RIK EMMETT (TRIUMPH)
WOLF HOFFMAN (ACCEPT)
CRIFF JACKSON (EPITAPH)
RORY GALLAGHER
たまらんベーシスト MARTIN TURNER (WISHBONE ASH)
ANDY FRASER (FREE)
ルイズルイス加部 (GOLDEN CUPS)
たまらんドラムス BOBBY JARZOMBEK (RIOT,HALFORD, etc) 
たまらんキーボード まだみつかってないですなぁ
たまらんライヴ 1985年 ACCEPT 大阪フェスティバルホール(首振った!)
1991年 RORY GALLAGHER 大阪IMPホール(泣けた!)
2001年 AC/DC 大阪城ホール(ド肝抜かれた!)
たまらんアルバム BLIND ORPHANS "Blind Leading The Blind"
たまらんこの歌詞 TRIUMPH "Follow Youe Heart" 
たまらんこの曲 JUDAS PRIEST "Hellion〜Electric Eye"






さてさて、80年代のメタルが中心の当ページで頻繁にでてくるキーワード、NWOBHM、北欧メタル、その他の国のメタル、についてウンチクを垂れてみましょう。




NWOBHM


 まずはNWOBHM。そのレンジの狭さに比べ、実に奥の深いシーンであります。"NWOBHM"または"NWoBHM"とは、言うまでもなく"New Wave Of British Heavy Metal"の略語であるわけですが、そもそも、何が"New Wave"だったのでしょうか。

 当時の英国の音楽シーンを振り返ると、NWOBHMの夜明け前、1979年あたりはパンクロックが主流でありました。S.Pistols、Generation X、若き日のJamやPolice・・・。当時のロンドンパンクスは世界中の音楽シーンをリードしていたといっても過言ではありません。遠くアメリカのニューヨークあたりのバンドにも大きな影響を与えました。このパンクスが流行りだしたのが1977年ごろ。
 それまで 英国の音楽シーンの中心であった、Deep Purple、L.Zeppelin、Uriah Heepが築き、Thin Lizzy、UFO、Judas Priestあたりが守り続けてきたBritish Hard Rock は、パンクスのムーヴメントにおいては "Old Wave" と位置づけられていたのでした。事実、パンクスの勢いには刃向かうことすらなく、確かにHard Rockは、ムーヴメントとしては「過去のもの」と考えられていたようです。

 1979年、 British Hard Rock の復権を画策して、といった意図があったかどうかは調べようもありませんが、パンクスでも "Old Wave" でもない、小さなムーヴメントがロンドンの小さなパブハウスから産声を上げました。
 ニール・ケイがメインDJであった「The Bandwagon」での「The Soundhouse」開催の日(=火・木・金・土・日曜日)に出演したアーティストたち。彼らがその後に展開するムーヴメントこそNWOBHMだったのです。そして、この「The Bandwadon」での出来事が英国の音楽雑誌「Sounds」誌で、ジェフ・バートンの書いた記事により "NWOBHM" の名を与えられて表面化していったのでした。

 パンクスではなく、Old Waveでもない・・・。そう、彼らにとっては"New Wave"であったのです。Iron Maiden(Paul Diannoのボーカルスタイルはパンクスそのものでしたが)、Praying Mantis、Saxon といったアーティストたちを支持するフリークスは増えていきます。1980年のレディングフェスティヴァルでその盛り上がりは最高潮を迎え、その後、本当の"New Wave"という、パンクス世代のアーティスト達のムーヴメントに再びシーンの座を奪いとられるまで、NWOBHMは加速を続けるのでした・・・。



北欧メタル


 みなさんは「北欧メタル」「Scandinavian HM/HR」という言葉にどういった印象を抱かれるでしょう。 「様式美」、「ネオ・クラシカル」、あるいは「琴線をくすぐる美旋律」・・・。 それらの言葉は間違いなく北欧メタルを指すものといえるでしょう。80年代中頃に EUROPEのデビューアルバムにより我が国でも「北欧メタル」の言葉が流行りだしたころの印象、また、90年代に入ってYngwie.J.Malmsteenの影響をモロに受けた美旋律型ギタリストたちを擁するバンドの登場によって再び第二次的に脚光を浴びた北欧メタルに対する印象。それらはまさしく「様式美」なのです。

 しか〜し、あえて言えば「様式美」が北欧メタルのすべて、ではありません。北欧メタルの源流は何処にあるのでしょう。そう、EUROPE出現前の「北欧メタル」といえば、「アヴレッシヴ」、「パワー」、そして「ノー キーボード」・・・。 私が思うに、英国で勃発したNWOBHMのムーヴメントが北欧圏に飛び火した結果が、本来の「北欧メタル」の姿と言えなくはないでしょうか。その後、NWOBHMのバンドがもつアグレッシヴな部分と、北欧という土壌に培われた北欧人の持つメロディとが融合したひとつの形がEUROPEの1stとなって世に出た、ともいえましょう。


「北欧圏」はどういった国々があったでしょうか。社会科の授業を思い出して見てください。


SWEDEN  みなさんの意識の中では、もはや「北欧メタルのボス」のような国。アーティストの数も半端ではありません。
 初期北欧メタルのアーティストは、BISCAYA, SIX FEET UNDER, HEAVY LOAD, 220 VOLT, AXE WITCHなどなど。
FINLAND  FINLANDのHR/HM系アーティストは何故かロックンロール系HR/HMが多い。すなわちグラムロックからの影響を受けた アーティストかMOTORHEADからの影響をうけたアーティストか、といったところです。そんな中にあってDEEP PURPLEからの影響大 なZERO NINEの存在は貴重であるといえましょう。
NORWAY  なんといってもTNTの"Seven Seas"は衝撃的でありました。忘れちゃならないBLIND ORPHANSもノルウェーね。
DENMARK  ワールドワイドな存在としてはPRETTY MAIDS の名が真っ先に思い浮かびます。他にもEVIL, MERCYFUL FATE, など、けっこうコアなバンドが多い国でした。



その他の国のメタル


 NWOBHMの波は北欧だけに影響を与えたわけではありません。ヨーロッパを中心に、各国で細々と活動が続けられていたHM/HRのシーンと結びついて、それぞれの国で一気に爆発させる力を与えたのでした。

 例えばドイツにおいては1980年に入って、初期北欧メタルに似たムーヴメントとなりました、アグレッシヴなメタルが好まれる土壌と相まって、また、SCORPIONS, ACCEPTなど自国のアーティストの影響もあり、雨後のタケノコのごとくパワーメタルバンドが目白押しとなりました。
  のちに「ジャーマンメタル」と命名されるまで、アグレッシヴなバンドを最も多く受け入れ、最も多く輩出した国、といえるでしょう。ヨーロッパ諸国の中でも特に日本人の感性に近い感性を持った国でもあるため、日本でも大いに受け入れられたムーヴメントとなりました。

 アメリカでは1985年ごろに、NWOBHMのエッセンスを採り入れたバンドが中心となり、「L.A.メタル」という形でムーヴメントが根付いたといえるでしょう。ビルボード誌のチャートに、QUIET RIOT, MOTLEY CRUE, TWISTED SISTERなどのHM/HR系のアーティストが続々チャートインし、一躍メジャーな存在となり我々を驚かせたのも記憶に新しいところです。ルックスに関しては、 レッグウォーマにモッコリなスパッツ(^^ゞ、肩を切ったメッシュシャツにメッシュカラーの髪、グラムロックをも彷彿とさせるキンキラな衣装など、アメリカならではの派手なムーヴメントでした。一方で Q5, WARRIOR,などの、ヨーロッパからの影響を忠実にバンドへ反映させていた"L.A.メタル"らしからぬ渋いアーティストもいたことも忘れてはならないことでしょう。また、海を超えたNWOBHM(残念ながら祖国では裏切り者扱いでしたが)こと、DEF LEPPARDのアメリカでの大成功も特筆すべきことです。

 日本へは、この "L.A.メタル" からの影響を通してNWOBHMのパワーが伝わった経緯があります。NWOBHM隆盛期には傍観者であった多くのバンドも、L.A.メタルからは大いに刺激を受けたようで、ルックスなどはそのまんまL.A.メタルなバンドがたくさん出現 したのでした。
 しかしながら音楽性は、実にメロディアス、かつパワー溢れるバンドが中心となりました。BOW WOW, EARTHSHAKER, ANTHEM, LOUDNESSなど、特にヨーロッパ方面から支持をうけたバンドが多くあったことなどはその証といえます。それは、この、俗に「ジャパメタ」という独特のシーンが築かれる前のHR系シーンの中心であった Japanese Progressive Rock の 流れがこのムーヴメントの源流であったからに他ならないでしょう。蛇足ながら、この Japanese Progressive Rock の世界的評価は我々日本人が認識する以上に今なお高いことは忘れてはならないことです。

 その他の国々においてもHM/HRのシーンはスケールの差こそあれ各々の国で着々と築かれ受け継がれてきたのです。どの国においても1980年代が重要な年代であったことは間違いのないことのようです。







・・・と、まあ偉そうに語りましたが、そんなこと知らなくってもメタルは楽しめます! 
あなたにとってベストなメタルが見つかりますように、当サイトが何らかのお助けになれればこれに勝る喜びはありません。
ではごゆっくりお楽しみ下さい!





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