こんにちの私の音楽好きの基礎となっているレコードを、これまで繰り返し聴いた回数でランク付け! ご覧のとおり、マイナーなものやクサレなものはほとんどございません^^; いかにマイナー好きといえど、やっぱメジャーが入り口。未だに思い入れの深いレコードはなかなか忘れられないものなのです・・・。
 ジャケ写をクリックすると、それぞれのホームページへ旅立てます。

BLIND ORPHANSのページへ BLIND ORPHANS / Blind Leading The Blind
 最も新しい私のルーツ。このBLIND ORPHANSは音源を発掘した喜びから、他の作品とは少し違った愛着を感じている。詳しくは「Blind Orphans」のページをご覧いただきたい。
 たった一曲が気になってやっと見つけた作品だが、アルバムに収められていた他の曲は気になった曲とは作風が違っていて一瞬呆気にとられかけた。
 けど、聴くにつれて分かってきたのは、私の偏った音楽志向を笑い、諭すかのごとくこのアルバムは実に優れたコンセプトアルバムだったということである。
 アルバムを聞き終えたときの私の虚脱感をみなさんは想像していただけるだろうか。カセットテープオンリーのこの作品、眠らせておくにはあまりにもったいない・・・。その想いからリマスターされたCDもリリースされ、憧れは昇華し続ける。
JUDAS PRIESTのページへ JUDAS PRIEST/ Defender Of The Faith
 Frewheel Burnin'やLove Biteなどの名曲もさることながら、このアルバムでまぶしいまでの輝きを放ったのはThe Sentinelではなかろうか。この、完璧なまでのツインリードの美しさ。まさにギターのための一曲。もちろん、神業と化したロブのボーカルも忘れられない。本作は、ジャケットのイラスト だけでも分かるように、基本的には超名作と名高いScreaming For A Vengeanceアルバムの延長線上にある作品と言われ、中期プリーストの締めくくり的な位置にあるアルバムである。「メタルはプリースト」の認識 をダメ押し的に不動のものにした作品としても、ジャケットのイラストとともに我々世代の胸に熱く刻まれている作品である。



   
MOTORHEADのページへ MOTORHEAD / No Sleep Till Hammersmith
 私が、メタルのもつ破壊力に怯え、ひれ伏した作品。とにかくこんなに臨場感を味わえるライヴアルバムはそうめったにない。バンドとして脂ののった時期のものでもあるし。レミーもまだ若かった(笑)。エディ・ファスト・クラークが出すようなギターが欲しくて、ストラトキャスターとオーヴァードライヴのエフェクターを買いに走ったことが昨日のことのように思い出される。けど、レミーのようなベースの音はどうやっても作れなかった(笑)。飛行機の攻撃音で始まり、ラストの警報の音で幕を閉じるアルバムの流れは、完全に私の部屋を爆撃し尽くしていった。



   
ACCEPTのページへ ACCEPT / Metal Heart
 私がはっきりとメタル道に生きることを決意させてくれた作品。当時の、日本のメタルマニア間でのACCEPT熱は凄まじいものがあった。 「スラブ行進曲」と「エリーゼのために」を織り込んだタイトル曲、プロモーションヴィデオが死ぬほどカッコよく目の回るMidnight Mover、キャッチーなScreaming For love Bite、ライヴではイントロ部が使われ、マニアの鳥肌の上にさらに鳥肌を立てさせたBound To Failなど、ギターソロまでも唄えてしまう曲ばかり。バンドとしてはこのアルバムがピークであるとの声も多い。メンバー個々には目立ってスター性を持つ人はいなかった(ウドというカリスマは別にして)けど、メンバーが集結し、バンドとなったときのパワーは当時では間違いなくナンバーワンだった。
 「人類は危機に直面している」と唄われた1999年も何事もなかったかのように過ぎた今、このアルバムについて語ることは感慨深いものがある。
SINNERのページへ SINNER / Touch Of Sin
 某メタル雑誌のレビューで高得点がつけられていたのを見て聞き始めたアルバム。当時ハマっていたACCEPTにかつて在籍していたメンバーがいる、ということも惹きつけられた理由であった。
 Born To Rockは幕開けにふさわしく、何の心の準備もなく聴き始めた者でも充分にノックアウトできる名曲、The Storm Broke Looseはド演歌メタルともいうべきコブシのまわしようが強烈なスローバラード、他にもEmerard、Masqualadeのような、典型的ジャーマンメタルとはまた違う疾走型の名曲など、何度も聴かせるのに充分な佳曲が並ぶアルバムであるし、初期SINNERでは間違いなくベストなアルバムといえる。その痛々しいまでの音の悪ささえ吹き飛ばしてしまうくらい、熱くエネルギーのつまった演奏ぶりにはこちらのメタル魂をゆさぶられてしまう作品だ。

   
HELLOWEENのページへ HELLOWEEN / Wall Of Jericho
  パ〜パラッパ、パッパッパァ〜♪ このSEは結構インパクトがあった。NOISEレコード特有の、こもった音質と凄まじいギターとドラムスの音、ブンブンと気持ちよく鳴るベースにのっかる、音程のはずれたボーカル・・・。他の楽器以上にこのバンドの持つ雰囲気を作り出していたのはボーカ兼ギタ−のカイの声だったのかもしれない。
 Ride The SkyとHow Many Tearsという名曲を含んだ素晴らしいアルバムである。いかにもドイツアンダーグラウンドなこの音は実に愛すべきものであると、当時はレコードがすり切れるほど聴いたものだ。 この後カイはギターに専念するためか、プレスに叩かれたのか、まだ10代だった無名のシンガー、マイケル・キスクにその座を渡す。それからのバンドの活躍ぶりは皆さんご存じのとおりであるが、結局私はマイケル・キスク以降のHELLOWEENは受け入れられなかった。

   
BADFINGERのページへ BADFINGER / Straight Up
 BADFINGERだけは完全に後追い的に愛聴している。彼らのアルバムは、特にアップル時代のものは全部、心の中で何百回とオンエアーしているが、とりわけこの作品は世間の評価も高いこともあって今だに私も大好きなアルバムである。
 ジョージ・ハリスンのプロデュースのもと始められたレコーディングが、彼のスケジュール多忙という理由で途中トッド・ラングレンのプロデュースに切り替えられた変則的なアルバムながら、バンド最大のヒット曲となったDay After D
ayやそれに続きヒットしたBaby Blue、個人的にナンバーワンな曲であるName Of The Gameなど、彼ら独特の哀愁に満ちた味わい深い曲がつまった名盤である。
 ハードロックをたくさん聴いて、たまには息抜きしたいときにも欠かせない一枚である。

   
STYXのページへ STYX / Paradise Theater
 美しい物語を読んでいるように音楽が繋がり、流れていく。コンセプトアルバムの優れた点はそんなところではないだろうか。このアルバムはそんな醍醐味を味わえる名作である。実在した「Paradise Theater」を題材に、シアターのオープニングに始まり、興隆ののち、シアターは閉鎖されてしまうというストーリーに沿ったアルバム構成は、まさにコンセプトアルバムの鏡。見開きのレコードジャケットはデザインも秀逸で美しく、レコード盤は当時も今も珍しい、レザーエッチングがほどこされていた。
 STYXはこれまでのThe Grand IllusionやPieces Of Eightなどの優れたコンセプトアルバムをリリースしていたグループだから内容の充実ぶりは申すまでもないだろう。これまでの作品に比べ、大作志向が影をひそめ、ややポップになった感もあるが、本作は彼らの才能の集大成ともいえる出来である。J.ヤング、T.ショウ、D.ヤングというトリプルボーカリストが曲によりリードボーカルを振り分けられたのもこのバンドの強みだった。
   
BILLY JOELのページへ BILLY JOEL / Glass House
 このランキングの中では異質かもしれないけど、このアルバムも素晴らしい! 前々作のStrangerがかなりメロウな作品だったため、ソフトロックアーティストの烙印を押されるのを嫌って、意識してロックンロールなアルバムに仕上げた作品ではあるが、それも不自然でなくキマっている。
 そもそもBILLY JOELはAORではない。
この人も日本での人気は凄かった(と過去形にしてはいけない^^;)が、とりわけこのアルバムと前々作、前作との評判は高く、前々作からのStranger、前作からのHonesty、そして本作からのYou May Be Right(「ガラスのニューヨーク」という邦題はナイス!)が多くの日本人の心を捉えたように私の心をも捉えたのだった。
 このアルバムでは日本ではYou May Be Rightがウケたのに対し、本国ではIt's Sttill Rock'n Roll To Meの方がヒットしたのも、お国柄の違いであろうか。All For LaynaやDon't Ask Me Whyなども私の好きな曲である。
   
RUNNING WILDのページへ RUNNING WILD /Under Jolly Roger
 錨だらけのレザージャケットに身を包み、歯をくいしばってギターを弾くロックンロルフ・・・。某雑誌で彼らのライヴショットを見て、こんなバンド、どんな音を出すのだろうと思い聴き始めたアルバム。で、針をおろすと、ライヴショットと寸分違わぬ音がここにはあった。「マストをあげろ〜、やっちまえ〜」と言っているのかどうなのか^^;、激しい海賊の叫び声で一曲目が始まるとあとはもうどこを切ってもRUNNING WILD。このバンドにしか作れない(けどそればっかり、かも知れない^^;)メロディが息つく暇も与えないほど次々と飛び出してくるアルバムである。
 
前作にも頑固一徹メタルの要素は多分にあったが、こんにちのRUNNING WILDの原点とも言うべき本作は、メタルマニアの名を語るのであれば一度は耳にしておかなければならないだろう。
   

Top10 圏外
11. SCORPIONS Love At First Sting "Hurricane"にハマる
12. EPITAPH Outside The Law 美しいアルバムだ!
13. AC/DC Back In Black Rest In Peace ...
14. FOGHAT Live I Just Gonna Make Love To You ! 
15. ACCEPT Balls To The Wall タイトルチューンはメタルアンセムだ!
16. SINNER Comin' Out & Fighting  SINNER史上最も贅沢な作品
17. METALLICA Ride The Lightning "Creeping Death"に熱をあげる
18. TRIUMPH Thunder Seven "Follow Your Heart"は私的テーマ曲。
19. Y & T In Rock We Trust "Don't Stop Runnin'"にシビレる
20. ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA    Time 意外!?


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