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 バッドフィンガーの曲がサウンドトラックに使われたものとしては「マジック・クリスチャン」が有名だ。映画には彼らは出演していないが、そもそもBADFINGERのデビューアルバムはこの映画のサントラとシンクロしていた。
 レコード以外に彼らを知ることが出来る媒体として、いくつかのドキュメンタリーVIDEOの存在も忘れてはならない。


   

    The Magic Christian 

(左・ビデオパッケージ  右・パンフレット)

 映画「マジック・クリスチャン」は1968年英国で公開、日本でも上映されている。リンゴ・スターとピーター・セラーズという組み合わせのドタバタコメディ、ストーリーはシニカルなブラックジョークとナンセンスに満ち溢れている。
 バッドフィンガーは主題歌として"Come And Get It"を提供、他には"Carry On Till Tomorrow""Rock Of Ages"が使われた。

 

 



    The Magic Christian Original Sound Track   

 上記映画のサントラ盤。こちらは日本盤のリリースはなかったようだ。



    Come And Get It  

 1990年パイオニアからリリース。貴重なアーティストのライヴ映像をが好評だったBeat-Clubシリーズからバッドフィンガーの映像だけをVideo Singe Disc (CDVというフォーマット)でリリースしたもの。CDV/LD兼用のレザーディスクのみ再生可能。
 バンドフィンガーの綴りを間違えたままリリースされてしまったのが情けない。

 



 

    A Riveting And Emotionally Gripping Saga  

 1997年リリース。Come And Get Itのみの映像は前述のBeat Clubのものがあるが、ドキュメンタリータッチで各年代の演奏シーンを収録してオフィシャルにリリースしたものは本作が初めて。動くバッドフィンガーが拝めた日の感激は忘れられない

 右側の写真のとおり、翌年には「エモーショナリー・サーガ」のタイトルで日本版もリリースされている。



   付属CD

    The Tragic Story Of Badfinger  

Dan Matovina氏のペンによるBADFINGER伝記。400ページを超える濃密な内容、レアテイクを収めたオマケのCDなど、言うことなしの一冊。